熊本地震から2年。
熊本城の崩れ落ちた屋根は新しい瓦にふき替えられ、復興も進んでいるように見えます。
でも、2年前から時が止まってしまった方達もたくさんいらっしゃるのも事実。
そんな中、ご遺族の方たちを似顔絵で力づけようとされている方がいらっしゃるとか。
小学生になれなかった子には制服とランドセルを。
中学生や、高校生になれなかった子には制服を。
成人できなかった子には晴れ着を。
みんな思い出の中より少しだけ大きくなって、着ることのなかった服を着て、ニコッと笑顔でこちらを見つめています。
もちろん、本当は何事もなかったように、入学したり、晴れ着を着たりできるのが一番良かったはず。
それでも。
叶うことのなかったことを、似顔絵で叶えてみる。
入学や、成人式、結婚式や、長寿のお祝い。
一緒に過ごしたかった時間を、似顔絵にしてみる。
たぶん、その姿を見た時には、ただ「嬉しい」とかいう単純な気持ちではなくて、いろんな想いがあふれてくるんじゃないかな、とは思うけれど…。
少しでも癒されて、少しでも元気になってもらえたらいいな。
似顔絵には、そういう力があるって信じてます。
熊本だけでなく、多くの被災地、被災者の方々の、町もお城も心も全部、一刻も早い復興をお祈りします。